2019年5月17日金曜日

敷金礼金0円=安いとは限らない

意外と知らない、敷金礼金0円の落とし穴。

どこの不動産会社へ行かれても必ず聞かれることは(どのような条件でお探しでしょうか。)という質問です。当然、これを聞かないとどんな物件をオススメしたらよいのかが分からないからですが・・・よくある条件として「敷金礼金0円で探しています」というご回答があります。おそらく、敷金礼金0円で探している=初期費用が安い物件を探しているということでしょうが、条件の伝え方としてはあまりよくありません。たまたま、経験豊富な担当者だった場合は、初期費用が安い物件を探しているということに気づいてくれるでしょうが、最悪なケースは(かしこまりました、敷金礼金0円の物件限定でお探しさせて頂きます)と、表面上の単語のみで理解をして物件を紹介されるケースです。

※ここで注意したいのが、敷金礼金0円=初期費用が安いとは限らないということです。

賃貸を契約する場合、一定の初期費用が通常必要です。
極端な例ではありますが、当店周辺で実在した、A物件とB物件の初期費用を比べてみましょう。

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<A物件の初期費用>

敷金0円
礼金0円
家賃50.000円
共益費5.000円
火災保険20.000円
賃貸保証会社27.500円
鍵交換代21.000円
ルームクリーニング代21.000円
入居時消毒代17.000円

合計161.500円

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<B物件の初期費用>

敷金20.000円
礼金50.000円
家賃50.000円
共益費5.000円
火災保険15.000円

合計140.000円

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例で分かる通り、敷金礼金0円のA物件よりも敷金2万円礼金5万円のB物件の方が2万円以上も安く契約出来ることになります。また、敷金は預け入れるお金ですので退去時に返還されます。実質的な支払い金額では4万円以上も安いことになります。

敷金礼金0円=必ずしも初期費用が安いとは限らないということを、ご理解頂けましたでしょうか。

もちろん、敷金礼金0円で初期費用が安い物件は沢山ありますが、お部屋探しで不動産会社に行かれた際は(初期費用が安い物件を探しています)と伝えた方が、前記B物件のような物件を見落とすことがなくなるかと思います。

お部屋探しをされている方が、少しでも良い物件に出会えますよに、アドバイスをさせて頂きます。

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店舗HP: センチュリー21南森町店





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